萩原工業(7856)が株主優待の廃止を発表しました。
事業内容
萩原工業は樹脂繊維シート(レジャーシート等)の会社です。
マスキングテープ等も作っているようです。
こちら会社サイトです。読みははぎわらではなくはぎはらです。
株主優待廃止・変更等内容
株主優待を2026年10月をもって廃止することを2023年9月11日に発表しました。
3年以上保有の長期基準があるので3年先の権利日まで残るようにしたのだと思います。
その点については誠実さがありますね。
しかし2016年に優待新設していますので、東証再編対策での優待だったため再編が終わったら用済みで切り捨てたという見方もできます。
株主優待が7年以上続くと継続されやすいと私はみているのですが、ここは7年1ヶ月で廃止でした。
やっぱりか、残念!
こちら優待廃止のIR文書です。
きなこ値等詳細
最新✨きなこ値等詳細です。
(※きなこ値とは株主優待の健全性を表す私オリジナルの指標です。
2未満が健全で優待改悪や廃止の危険性が低いと思われます。
詳しくはきなこ値とはをご確認ください。)
銘柄詳細はこちら
証券コード 7856
社名 萩原工業
業績開示日 2023年9月11日
株主数 28,695 人
優待概算費用 28,695,000 円
当期予想純利益 3,100 百万円
優待費用割合 0.93 %
きなこ値 1.6
株価 1,723 円
時価総額 256 億円
1株あたり予想純利益 221.5 円
配当金 50.0 円
配当性向 23%
配当利回り 2.9%
優待利回り 0.6%
総合利回り 3.5%
P E R 8.9 倍
P B R 0.8 倍
R O E 3.7%
R O A 4.6%
流動比率 248.1%
売上高経常利益率 5.6%
自己資本比率 67.4%
経常利益 増益
摘要 202309優待廃止発表(202610)
講評
きなこ値は1.6と昨年の4.6より良くなっています。
株主が爆増したにも関わらず業績が非常に改善したためでしょう。
しかし四季報によりますと2024年10月期は今期純利益の半分になってしまう予定のようです。
また樹脂製品ですので原材料費が高騰しています。
乾いたぞうきんを絞るように利益を生み出している企業には数千万円の優待費用すら惜しいと感じるのでしょう。
私は萩原工業株は売ったり買ったりを繰り返していて、優待品を頂いたことはたしかありません。
実は今年も値上がりして含み益が充分のり、配当利回りも下がってきたので売却していました。
去年のブログで「優待廃止はしばらくないでしょう」と書いてしまいましたが、きなこ値は4.6だったので危険だと書くべきでしたね。
自社製品以外の重量品が優待品の中にある場合は今後もかなり注意が必要ですね。
ただし、ここは優待を廃止してしまえば指標は悪くないですので買い戻しもありかなと思っています。
2026年に思い出したらチェックしてみます。
こちらでたくさん優待記事を書いています↓
記事は以上です。